
「韓国はなぜ顔や名前を公開しないの?」
この議論がネットやテレビ番組で盛んに行われている
日本の世田谷で白昼堂々と発生した韓国人女性襲撃事件
被害者は韓国人女性で刃物で刺され命を落とした
犯人は交際中の韓国男性で羽田空港から出国しようとしていたところを警察に確保された
この事件は被害者が韓国人であったことから即日韓国でも報道された
しかも事件発生の数時間後に犯人が逮捕されその速さに驚いた
そしてその犯人が韓国人だったからさらに驚きだった
この事件に関し韓国人が今もっとも注目してるのは事件に至った経緯ではない
犯人の顔や名前がすぐにテレビのニュースで公開されたことについてだった
掲示板などで日本の報道が投稿され知った人も多いだろう
韓国では原則的に、いやほとんどと言っていいくらい犯人の顔や名前は公開しない
韓国ではこのような場合顔をぼかし処理し名前も公開しない
この事件をきっかけに韓国の言論では「韓国はなぜ犯罪者の顔を隠すのか?」という論争が起こっている
韓国では1990年以前は日本と同じで凶悪犯罪の容疑者はメディアで顔や実名を報道していた
この時期に起こった集団で被害者の命を奪った事件は関わった容疑者11人は全員公開されていた
しかし1998年の最高裁判決がきっかけとなり凶悪犯罪でも非公開で報道することが一般化した
この日以降は実名も報道できなくなったのだ
しかし今でも日本のように顔や名前を報道しろとの意見は多い
3日の今日も日本のテレビを見るとそのほとんどが情報番組でこの韓国人女性襲撃事件を扱っていた
被疑者の名前をフルネームで、そして年齢、顔写真に動画、身元情報まで公開している
羽田空港で捕まったパクジュヨンを捜査官が取り囲み連行しパトカーに乗せる瞬間まで全部隠さず放送していた
このような日本の状況を見て掲示板やSNSで韓国人は「韓国も日本と同じにしろ」「日本の顔公開大変感謝だ」「日本を見て学べ」称賛の声が溢れた
お互い似たような文化を持ちながら犯罪者報道に関しては全く別の道を進んだ韓国と日本
韓国がこうなったきっかけの判例が以下のとおりだ
1998年7月14日、ある女性Aさんが離婚する夫から慰謝料を受け取るために暴力団に脅迫することを依頼した。
その罪でAさんは警察に拘束された。当時マスコミはこぞってAさんの名前や顔を連日テレビで放送した。しかし裁判の結果彼女は無罪となった。無罪判決を受けたAさんは人生を滅茶苦茶にされたとして自分の実名と顔を公開した報道機関を相手に訴訟を起こした。結果はメディアの責任を認めAさんの勝訴となった。
この事件以降メディアでは容疑の段階では顔を公開しないことが定着する
容疑の段階での顔公開は損害賠償責任や刑事処罰の可能性が存在するためメディアは腰が引けてしまったわけだ
その後は捜査機関の身元公開審議委員会での議論の決定に従い身元を公開する方式となった
ただこの決定のハードルは高い。審議委員の過半数の賛成があって初めて公開許可となる
このような実名公開のハードルの高さと
さらに最高裁が「被疑者の実名報道で得られる国民の利益より被疑者のプライバシーを守る利益のほうを優先したほうがよい」との判例が出たため韓国では凶悪犯でも顔を公開しないという流れになってしまった
しかし専門家は外国では現行犯などほぼ間違いない容疑者は顔を公開している場合が多い。
事件の重大さや容疑者を総合的に検討すれば公開報道は問題ないはずだと指摘している


